Resident Evil 2: / BIOHAZARD RE:2

高評価

• サバイバルホラーゲームの最高峰の一つを愛情を込めて再現
• グラフィックと操作性の飛躍的な向上

低評価

• 20年前のゲームをベースにした老朽化
• 顔のエフェクトに違和感を覚えることがある

バイオハザード2は、前作で確立されたサバイバルホラーの方式をベースに、世界観と規模を劇的に拡大した作品です。ウォーキング・デッドが世界を席巻する以前には、人里離れた豪邸で発生したゾンビから生還することを目指す「バイオハザード」がありました。バイオハザード2はその基本を踏襲し、舞台を人里離れた一軒家からラクーンシティの広大な土地に移したことで飛躍的な進化を遂げています。シリーズ1作目がパルプなホラーB級映画だったとすれば、続編はハリウッドの超大作で、より多くのゾンビ、より多くの武器、そしてより広い遊び場を提供しています。

とはいえ、ここでいきなり止められない自然の力になってしまうわけでもありません。サバイバルホラーであることに変わりはなく、プレイヤーは環境を無事に切り抜けるために、驚くほど倹約して資源を管理しなければなりません。反射神経よりも忍耐力を重視するゲームであり、すべてのショットをうまく配置し、よく考える必要があります。時には逃げることが、その場を切り抜ける最善の方法となることもあります。アクションのテンポが良く、パズルも盛り込まれています。一般的には、インベントリにあるアイテムを最大限に活用しなければならない環境シナリオです。このゲームの価値をさらに高めているのは、2人のキャラクターでプレイできることです。それぞれのキャラクターは独自のツールを持ち、旅の途中でアンロックする武器にも違いがあります。これはちょっとした選択で、ストーリーを根本的に変えるものではありませんが、今後のプレイセッションにバリエーションを持たせることができます。主人公はそれぞれ異なるキャラクターと出会うので、2度プレイすることを正当化するのに十分な理由となるかもしれません。さらに、どちらかのキャラクターでプレイすると、もう一方のキャラクターの冒険が解放され、彼らの行動がお互いにどのような影響を与え、より大きくドラマチックな物語を形成するのか、より複雑に理解できるようになります。

リメイク版では様々な変更が加えられていますが、そのほとんどがより良い方向へと向かっています。特に注目すべきは、長年の懸案であった戦闘とナビゲーションシステムの全面的な見直しです。オリジナルのバイオハザード2では、キャラクターの体を手動で回転させる「タンクコントロール」が採用されていましたが、リメイク版ではより自然で扱いやすいアプローチが取られています。また、グラフィックも一新され、背景は静止画からフルモデルチェンジし、フォトリアリスティックな要素が追加されました。美しいゲームでありながら、オリジナルの雰囲気とスタイルを非常によく保持しています。

バイオハザード2以降、シリーズが迷走していると言われることがあります。一時期、サバイバルホラーの原点から離れ、より派手でドラマチックなアクションの領域へと移行していきました。バイオハザード2のリメイクは、このシリーズが元来持っていた特別な要素を思い出させてくれるものであり、復権を意味します。

高評価

• サバイバルホラーゲームの最高峰の一つを愛情を込めて再現
• グラフィックと操作性の飛躍的な向上

低評価

• 20年前のゲームをベースにした老朽化
• 顔のエフェクトに違和感を覚えることがある